FlashBoys
マイケル・ルイスの書いた"FlashBoys"を読んでみた。英語版は去年の頭に出版されてかなり話題になった。一方で日本語版は去年の10月頃に発売された。別に英語でも読めなくはないが、面倒なので日本語版を購入。ハードカバー版はリーズナブルな価格設定だった。
翻訳に関してだが、原文と比較していないので何とも言えないが、不自然な日本語になっている部分もないし、読みやすかった。ただ、一つ気になったのが、Chi-Xとかいう市場のことをチャイ-エックスと訳していたことだ。しかし、Wikipediaを調べて見ると、Chiはギリシャ文字の\(\ \chi\ \)のことなので読み方はカイ-エックスになるべきだろう。しかしながら、日本法人の名前はチャイ-エックスだった。意味不明だ。
肝心の内容だが、なんだかウォール街の人たちの内輪もめという感じに終始していたのであまり興味の引かれる内容ではなかった。乱暴に要約すると次の通り。
カナダ何たら銀行に勤めるカナダ人トレーダー、ブラッド・カツヤマ氏は最近市場での取引が上手くいかなくて困ってる。
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調べたら、超高速トレード(High Frequency Trade)とかいうのをやってる連中がいるようだ。こいつらのせいで金が儲かんねえ！ムカツク！
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むかついたから、なんとかしてフラッシュトレーダーの手を防ぐソフトを開発してみた！
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さらにフラッシュトレーダーの戦略を無効にする様な取引所をつくったよ！
本の中身では超高速トレーダーが完全な悪者として描かれる。HFTをやってる連中はオタクで、高慢ちきで、キチガイで…といった具合だ。一方で、そんな悪者に立ち向かうブラッド・カツヤマとその一行は勇者の如く神格化されて描かれる。彼らはすごい！賢い！偉い！かっこいい！みたいな。
しかし、ブラッド・カツヤマらの行動だってビジネスに基づいたものだったろうし、ものになると踏んだからこそ取引所を開いたのだろうと私は感じた。本の中では彼らが正義感をたぎらせて、突っ走っていく姿が描かれているが、私には欺瞞としか思えなかった。もちろん、彼らのした事を非難しているのではない。すこし美化しすぎなのではないかと思っただけだ。
個人的にはHFTが社会に与える広範な影響を描いてほしかった。HFTは流動性を市場に供給ウンチャラチャラと主張する人がいる一方で、いつか酷い混乱を引き起こすナリ！と主張する人がいる。本文でも軽く触れられているが、「フラッシュ・クラッシュ」なる大暴落が過去に何度か起きており、それがHFTのせいだとかいうらしいのだ。勿論、どちらが正しいかなんて私には分からない。だからこそ、その辺の話をきっちりやってほしかったのだ。もう少しアカデミックなものでないとその辺りの話はわからないのだろうか。
藤沢数希とかいう詐欺師
あと全然関係ないけど、フラッシュボーイズを買うために大学の生協に行ったときに近くに置いてあった外資系金融の終わりとかいう挑戦的なタイトルの本があって、すこし気になったのでぱらぱらめくってみた。著者は藤沢数希なる人物で、応用物理で博士号を持っているらしかった。
ちょっと気になったので、件の人物について少しネットで検索してみた。まず名前をGoogleScholarなんかで検索しても全くヒットしない。まず、ここで偽名を使っているとわかる。
他にも、ネットで幾つか記事を書いているようなのでちらちら見てみたが、まず確実に学歴は詐称であるとわかる。おそらく修士号すら持っていないだろう。私は彼の人物のことを調べるのに90分くらい使った。いまもこの記事を書くのに10分くらい使っている。他の人には無駄な時間を使ってほしくないので、忠告しておくけど彼の本は買わないように。金をどぶに捨てたほうがマシだ。
cf:http://blogos.com/article/82685/
とりあえず上記の、アゴラとかいう糞サイトでの彼による糞記事をみれば、わかってもらえると思います。他にも糞記事を量産しているからクソースはいくらでもあるけど、時間の無駄だから紹介しませんし、皆さんも見ないでください。彼は十中八九詐欺師です。こんな糞に構っている時間は人生の無駄です。
私も今日の午前中にその人物を知りましたが、ものすごく残念な人間です。
返信削除日本人によるアメリカ帰りの博士号詐称は頻発しているようですし、金融経済を散々語っている割に年収は自己申告で数千万（実際は申告額の３分の１か）、これで年収１５００万の医者弁護士を見下すという低次元ぶり。日本に年収１億超えトレーダーなど腐るほどいますが、それですらありません。
経歴学歴等諸々は全て嘘でしょう。学士卒外資系金融入社→クビで無職矮小トレーダーでしょう。年齢は３０代ではありません、５０歳前後の独身です。記事は見てませんが、コピペを見るに学歴コンプ収入コンプ容姿コンプやらが露骨で、記事もそれら劣等感（特に学力関係）に基づいたものばかりです。
昔の自分がそうだったのでわかりますが、皮肉や批判ばかり言う者は文章が知的とかどうこうは関係なく、基本的に劣等感に満ちている証拠です。そもそも、文章も、中高生でもなければ、知的な雰囲気だけで述べてる内容は具体的には誤りに満ちていて客観性も正当性も皆無なのは判別できます。一々言っている事が個人的感情に基づいていて、内容も事実と即していません。
私生活での女性関係でも、普段の会話から嘘と虚飾、虚栄心、自己顕示、そういったものに満ちているそうです。ホリエモンと対談したそうですが、氏はその糞のメルマガ２位（氏が１位）の実績だけで見ていて、他の部分には一切目を向けてもいないでしょう。自称灘高校やら東大文卒等は全て嘘でしょう。平均的な人より少し良い企業に努めて、人より投資で少し高収入になった以外は何もない、けれど自身の頭の中では卓越した天才か貴族か何かのつもりである、非常に可哀想な劣等感まみれの、どこにでもいる程度の男です。
同じ偽者でも、与沢翼や苫米地英人あたりのほうがまだ「偽者として格上」でしょう。なんとか数希とかいうのは、偽者の人間の中でも更に劣等な部類のただただ哀れな人間です。
というか、株やらネットビジネス関係ではよくあるんですが、有能だから有名なのではなく、いまどきドローン少年やらつまようじ少年やら、その他ニコ生やらユーチューバーとか言われている低次元な世界で、目立ちたいだけの屑や劣等感から虚言だけで自己顕示しているゴミでも、SNSが発達しすぎたあまり容易に目立つ事ができ、名前が知れ渡るようになっているんです。とりあえず発言さえすれば認知されるんです。屑だろうが偽者だろうが、全てが嘘だろうが。詐欺まがいのビジネスや宣伝だろうが。
返信削除本を買わないよう注意する必要はありません。何故なら、ドローン少年やその他糞のような俗悪な嘘まみれの自称投資家やらでも、かならず信者らしきものはおり、それほどでなくとも簡単に自己申告の全てを間に受けて勝手に尊敬したり神格化、英雄視する馬鹿どもが一定数はいます。馬鹿が偽者を英雄や天才と信じて、糞のような本を買えばいいんです。
ホリエモンは自己顕示欲高しといえどもメディア登場時から嘘や見栄はなかったし、自家用ジェットを買ったり数百億の株を売却したりとしており、与沢翼も失敗を繰り返し流石に身の程を弁えています。ですが、日本の自称投資家には劣等感まみれのせいで自称神やら王やら、数十億程度で建国するとかマジで言ったり、４流私立出たかも怪しいのに東大卒と言い張ったり、博士号取得とか、もう腐るほど創作設定でメディア露出やら自己PRに余年がないゴミで溢れていますよ。
もう批判もばからしいです。あなたは今日、目的地への道中、道端に散乱している「ゴミめ等」に構いますか？しかし、私は今日、ゴミのせいで延２時間ほど消費してしまいました。今日からはゴミは一瞥したら無視しないといけませんね。いや、今まで露骨なゴミは無視してたんですが、なんとか数希の場合、姿をくらましていて、人物の本質を判断するに当たって活字情報しか得られないだけあって、２時間も騙し取られてしまいました。基本的に根拠ないものは全てゴミとして処理しなければなりませんね。
すみませんまた一言。結局これに尽きる問題なんですが、２０代であのブログやメルマガ、著書なら分かります。まだこんな程度の精神だが、あと１０年２０年したらどうなるか分からん、ここからきちんと自省し成長すれば成功もありうるか？くらいには思えます。しかし、悲しいかな、なんとか数希なる人物は２００８年時点で４０代半ば、今では５０代前半です。つまり、およそ人間として完成期で「あれ」なのです。本人はまだうら若き３０代前半と言い張ってますが、関係者の告発で嘘だと指摘されています。大体３０代前半でもアウトですが、実際は５０前後のジジイ（芸人の松本人志と同年齢）があのようなブログや文章、聞く所による私生活での言動・態度をしているのです。それが全ての答えですよ。それで全てを悟れますね。
返信削除彼の自称お得意の株式で例えましょうか。オプション満期日が迫っているのにポジション株の株価が低下してそこからボラティリティが失われた状態、もう終了確定でその銘柄は無価値って事です。外資系企業クビになって、彼のキャリアは終わったんです。あとはどれだけ無職中の言論活動で虚勢を張り続けられるかです。世界中の誰からも相手されなくなるその時まで。